先進的な踏切対策の取り組み
踏切待ちの負担を軽くする取り組み

踏切の開放確率を時刻表的に表示して提供(JR山手線・長崎道踏切(2005年1月廃止))
・長崎道踏切において、踏切警備員が個人で時間帯別分帯別の踏切開放確率を導き、踏切時刻表を作成し、踏切利用者に配布していた。(以下は配付していた時刻表のイメージ)
踏切時刻表のイメージ
※ 踏切の開放時刻と開放確率を表記している。例えば7時半〜8時頃までは34〜35分頃に7割程度、37分頃に5割程度の確率で開くが、その後はほとんど開かないことがわかる。
遮断時間が長い踏切での迂回路の案内(JR東海道本線・尼崎駅西側の踏切)
・遮断時間が長いことを知らせるとともに、踏切道が長く危険な踏切であるため、歩行者・自転車を自由通路や地下道等に誘導している。
遮断時間が長い踏切での迂回路の案内

歩行者の滞留スペースを作った踏切(西武拝島線・玉川上水6号踏切)
・踏切内の歩行者スペースを確保するとともに、踏切脇の鉄道敷地を東京都が整備して、歩行者が安全に踏切待ちをできるスペースを確保している。
歩行者の滞留スペースを作った踏切

踏切改善情報の提供

情報ステーションの設置(小田急小田原線・下北沢駅)
・小田急線・下北沢駅の改札横に情報ステーション(シモチカナビ)を設置し、連続立体交差事業の概要、工事方法、世田谷区・渋谷区のまちづくり情報の提供が行われている。
情報ステーションの設置

踏切での工事情報提供(JR中央線・武蔵小金井駅横の踏切)
・踏切脇に事業についての案内板を提示し、将来像や完了時期を示している。
踏切での工事情報提供


ホームページを活用した完了期間の宣言(奈良県)
・道路整備などの公共事業を進めるにあたり、ホームページ上に整備を完了させる時期(完了期間)を明示し、事業に対する市民の皆様の理解と協力を求めます。

奈良県の都市計画道路の完了期間宣言のページはこちら >>

参考 国土交通省ホームページ 都市計画道路の早期供用に向けた取り組みについて >>


迂回路を設ける取り組み

ラッチ内地下道の運用改善・延伸により地下通路を確保し、駅の営業時間内のみ一般開放(名古屋市、名古屋鉄道鳴海駅)
・現在高架化工事中であり、仮線切替に伴い踏切延長や遮断時間が長くなることから、踏切を横断する歩行者等の安全対策を鉄道事業者に協議した。
・その結果、もともとは改札口とホームを結ぶための連絡通路でしかなかった地下通路を駅舎の反対側まで貫通させ、地下通路の半分を柵で区切って自由通路として駅の営業時間内のみ一般開放している。

車いす利用者や高齢者が踏切を渡らなくて済むように、駅の営業時間内にラッチ内を通行可能に(JR中央線、武蔵小金井駅)
車いす利用者や高齢者が踏切を渡らなくて済むように、駅の営業時間内にラッチ内を通行可能に

踏切改善にむけた地域の住民の取り組み

踏切フィールドワーク(調布まちづくりの会、踏切バリアフリーに関する調査)
調布まちづくりの会のまちのバリアフリー部会において、調布駅周辺5箇所のフィールドワークを行い、結果をHPで公表。踏切におけるバリアフリーの問題を行政や鉄道会社に提起している。
本ホームページは、「踏切すいすい大作戦」参加団体が制作・管理・運営を行っております。