これまでの成果
これまでの成果 今年度の取り組み 戻る
南海本線岸和田駅付近連続立体交差事業及び岸和田駅駐車場
平成7年度 全建賞


事業の目的
古くから城下町として栄えた岸和田市は、大阪市南部に位置する泉州地域の中心都市です。また南海本線は岸和田市と大阪都心とを結ぶ公共輸送機関として市の発展に大きく寄与してきました。
しかし、一方で市中心部を縦断する鉄道は、踏切交通渋滞や市街地の分断を引き起こし、急激な車社会の進展に伴う駅周辺の路上駐車問題とともに、都市交通問題として顕在化してきました。
こうした問題を一挙に解決し、効率的な都市活動が可能となるように岸和田駅を中心とした1.7qにわたる鉄道の高架化と、新駅舎上部空間を有効利用した立体駐車場の整備を行ないました。
事業概要
受賞機関: 大阪府 岸和田市
<南海本線岸和田駅付近連続立体交差事業>
事業期間: 昭和53年度〜平成7年度
事業区間: 岸和田市藤井町1丁目〜岸和田市岸城町
事業延長: 1.7km
除却踏切: 8箇所
<岸和田駅駐車場(NTT-A及びC型資金にて整備)>
事業期間: 平成2年度〜平成7年度
収用台数 600台
事業の特徴
連続立体交差事業により、踏切での交通渋滞が解消され、併せて進めてきた岸和田駅駐車場の整備により、駐車場不足が解消されました。また両事業に一体的に取り組むことにより、駅周辺の交通の円滑化が図られ、「都市機能の向上」と「安全で快適なまちづくり」に貢献することができました。
岸和田駅については、駅舎上部に駐車場を併設する大規模構造物であるため、周囲への圧迫感の解消を図るべく、景観委員会において色彩や修景等について検討を加え、駅利用者に親しまれる建築物となるよう配慮しました。
さらに、当事業により新たに生み出された高架下空間には、行政サービスコーナーや約2,180台収用の自転車駐車場が整備され、また商業空間としての需要も大きいことから、市民の利便・福祉の向上や地域の経済活動の発展に寄与しています。
駅部(整備後)
駅駐車場
整備前   整備後
本ホームページは、「踏切すいすい大作戦」参加団体が制作・管理・運営を行っております。