これまでの成果
これまでの成果 今年度の取り組み 戻る
京阪本線(寝屋川市)連続立体交差事業
平成13年度 全建賞


事業の目的
寝屋川市は、大阪府の東北部、淀川左岸に位置し、大阪市の中心部までは約15km、京都市の中心部までは約35km距離にあります。寝屋川市の人口は、昭和35年に45,000人であったものが高度経済成長に伴い昭和60年には258,000人となり、人口急増や過度の人口集中により狭小過密な住宅地による市街化がもたらされました。
市の中心部である寝屋川市駅付近においては府道枚方交野寝屋川線等と京阪本線が平面交差をなし、著しい交通渋滞を引き起こし、鉄道による市街地の分断も都市基盤整備の課題となっていました。
これらの問題を一挙に解決するために、寝屋川市駅を含む約1.8kmの区間を高架化する連続立体交差事業を行ないました。
事業概要
事業名称: 京阪本線(寝屋川市)連続立体交差事業
事業期間: 昭和56年度〜平成13年度
事業区間: 寝屋川市木田元宮2丁目〜寝屋川市豊野町
事業延長: 1.8km
除却踏切: 4箇所
受賞機関: 大阪府 寝屋川市
事業の特徴
連続立体交差事業により京阪寝屋川市付近を中心とした、交通障害の排除、鉄道輸送機能の向上、線路による住民の生活環境の分断の解消を図りました。
関連事業として、駅周辺において東西駅前広場の再整備や駅東地区の再開発事業等を誘導し、鉄道沿線のまちづくりに寄与するなど、多々の事業効果が得られました。
施工面では、駅舎部において商業施設ビル等が密集していることもあり、既存駅の真上に高架駅を設けるという、難度の高い直上高架方式により施工を行ったほか、施工ヤードの確保や既存道路の通行止め時間の制約から「電動式PC桁横移動装置」と「特殊桁こう上装置」を組合せた架設工法を採用した結果、通行止め日数の軽減、工期の短縮がなされるとともにコスト縮減にも資することができました。
全景(整備後)
整備前   整備後
本ホームページは、「踏切すいすい大作戦」参加団体が制作・管理・運営を行っております。