鉄道の高架化は段階的な手順で行います
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連続立体交差事業Q&A事業の実績事業実施中の箇所費用負担等について事業の採択基準|工事の手順

連続立体交差事業では、鉄道を高架化するものと地下化するものがあり、そのうち鉄道を高架化する場合の施工方式は、(1)既設線を移設した跡地に高架橋を造る仮線方式(2)既設線の横に新たに高架橋を造る別線方式(3)既設線の真上に高架橋を造る直上方式の3つに大別することができます。



1.架線方式

高架前
仮線を構築します。
既設線を仮線に切替えます。
既設線跡地に高架橋を構築します。
仮線を高架線に切替えます。

2.別線方式

高架前
既設線の横に
高架橋を構築します。
既設線を高架橋に
切替えます 。
既設線を撤去します。

3.直上方式

高架前
既設線を使用しながら高架橋を構築します。
既設線を高架橋に切替えます 。
既設線を撤去します。

4.直下方式

用地買収
下り仮線切替。
上り仮線切替 。
作業通路設置並びに掘削。
構築構造。
仮線から本線へ切替後埋戻し整地を行い竣功 。

また、以下の理由から連続立体交差事業には時間を必要とすることが多いです。

(1) 「(1)仮線方式」、「(2)別線方式」の場合は、鉄道沿線の用地が必要となるため、用地取得に時間を要します。

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(2) 鉄道を走らせた状態で高架橋の工事を行うため、本格的な工事は夜間しかできません。
(3) 鉄道沿線に広い用地を確保できない場合は、高架橋を上下線のどちらか一方づつ工事することになり、これも工事に時間がかかる要因となっています。

本ホームページは、「踏切すいすい大作戦」参加団体が制作・管理・運営を行っております。